ホーム海外トピックス › EU・中国間の太陽光パネルのダンピングを巡る紛争(EU)

海外トピックス

AEO研修

AEO事業者には定期的な研修が義務づけられています!

Jtrade

貿易統計Web検索システム ジェイ・トレード

FAX&COPYサービス

統計品目番号を記して申し込めば、後はFAXを待つだけ!

貿易統計
データ提供サービス

貿易統計データを表計算ソフトに取り込み二次加工が容易に!

EU・中国間の太陽光パネルのダンピングを巡る紛争(EU)

 

●EU ―最低輸出価格で合意―

7月27日、欧州委員会は、中国製の太陽光パネルに対するダンピング防止税の暫定適用を巡り中国側と集中的に話し合った結果、中国の太陽光パネルのメーカーが提示した最低価格に関する約束を受け入れることで合意したと発表しました。

 

本件の太陽光パネルのEUへの輸出をめぐる問題については、累次このコーナーでも取り上げてきたところですが、本年6月に入って、中国製の太陽光パネルが欧州連合(EU)に正常価格以下で輸入され、域内産業に甚大な被害を与えているとして、暫定的なダンピング防止税の賦課を決定し、本年6月6日から8月6日までの2か月間は第一段階として11.8%、その後4か月間は第二段階として47.6%のダンピング防止税を課すことが決定されています。

 

欧州委員会で通商問題を担当しているカレル・デフフト委員は、中国と数週間にわたり集中的に協議した結果、中国の太陽光パネルのメーカーから最低価格に関する約束がオファーされ、その内容はEU及び中国の双方が求めてきた友好的な解決策になるものであると述べています。

 

中国メーカーが提示したオファーの内容は現段階では公表されていませんが、今後このオファーの内容は諮問委員会にかけられ、欧州委員会が承認すればその詳細な内容を公表するとしています。

 

同委員は、この最低価格に関する約束によって、欧州の太陽光パネルの市場が安定化し、ダンピング輸出によって被った欧州産業の被害が除去されることになろうとして付言しています。

 

なお、この価格に関する約束による解決方法は、ダンピング防止税に代わる措置の一種として世界貿易機関(WTO)の協定や欧州連合の規則においても認められているもので、今回の合意は、中国からEUへの輸出価格を固定化するものではなく、一定水準の価格以下で輸出しないことを約束することを内容とするものです。この約束に参加する中国企業は、この約束条件に拘束され、当該企業にはダンピング防止税は適用されないこととなります。

 

(出典:7月27日付けの欧州委員会のプレス・リリースより)

 

過去の関連ニュース
13/06/25 中国製太陽光パネルの輸入に対し暫定ダンピング防止関税の賦課を決定(EU)