CIPIC会員と海外の知財庁及び税関職員との円卓会議を開催

 

   CIPIC会員と途上国の知財庁及び税関職員(ブラジル、カンボジア、チリ、中国、インド、インドネシア、ラオス、マレイシア、フィリピン、タイ、ベトナム)とのラウンドテーブルディスカッションを発明推進協会において平成30年2月1日に開催しました。

   当日は、CIPIC会員権利者2社及び弁理士協会が参加し、各社の模倣品対策方針及び取締機関と協力した摘発事例等の発表を行いました。また、弁理士協会からは、模倣品対策における弁理士の役割や日本税関との協力について発表がありました。その後参加者全員で、模倣品を市場から撲滅するため、権利者と各国の税関及び知財庁等関係機関との協力について意見交換を行いました。

   議論は、権利者と各国当局との協力強化の方法、当局への研修の実施方法、侵害物品を発見した際の権利者への画像送信、現地法律事務所による差止申立の可否、電子商取引への対応等様々な課題について、参加者の間で活発な交換が行われ有意義な意見交換会となりました。

   今後もCIPIC会員と海外税関等との交流を深め、各国におけるCIPIC会員と税関当局との関係を強化し、それぞれの国で効果的な模倣品の水際対策が行われることを支援していきたいと思っています。