CIPIC会員と中国税関代表団との意見交換会の開催

 

  平成29年1月13日(金)に、CIPIC会員と中国税関代表団との意見交換会を財務省関税局知的財産調査室の同席を得て開催しました。当日は、CIPIC会員側から権利者4社及び日本弁理士会の代表者が出席し、中国側からは海関総署及び上海等主要な税関の代表者15名が参加しました。

  まず、中国側から中国税関の水際対策手続き、摘発の状況、権利者との協力等が報告され、続いて日本側から各社の模倣品対策、摘発実績等のプレゼンテーション及び日本弁理士会に設けられている貿易円滑化対策委員会の活動に関して紹介が行われ、それぞれについて活発な質疑応答が行われました。

  中国税関代表団は、翌週にはCIPIC会員等権利者を訪問し、模倣品対策の幹部社員と意見交換を行うとともにショールーム等を訪問し企業活動と模倣品対策について理解を深めました。今回の活動を通じCIPIC会員と中国税関との間で率直な意見交換を行うことができ、今後の中国における模倣品の水際対策を強化するうえで双方にとって良い機会になったのではないかと考えます。