関税局業務課知的財産調査室とCIPIC会員との意見交換会の開催

 

令和元年5月9日(木)、財務省において、関税局・税関当局とCIPIC会員との意見交換会を開催しました。意見交換会には、関税局業務課知的財産調査室及び東京税関知財センターから坂田知的財産調査室長他7名が、CIPIC側からは会員企業9社14名が参加しました。

 

まず、CIPIC会員及び関税局・税関当局の共通の関心事項である、①税関職員に対する識別研修の実施、及び②個人使用目的の輸入への対応について意見交換が行われました。

 

知的財産侵害物品の水際取締りを強化するためには、権利者による税関職員に対する識別研修を一層充実させる必要があるとの権利者及び税関当局双方の共通した認識の下、研修ニーズに沿った研修教材の作成、受講生の意見に基づく効率的な研修、新たな研修形式の実施等について意見交換が行われました。

 

また、個人使用目的の輸入への対応に係る権利者と税関当局との協力について、関税局側の説明を受けた後、今後双方がどのような協力が可能かについて活発な意見交換が行われました。

 

本意見交換会は、権利者及び税関当局が直接意見交換できる場であるという観点から大変有意義な会合となっており、CIPIC事務局としては、今後も継続していきたいと思っています。