CIPIC会員と海外の知財庁及び税関職員との円卓会議を開催

 

平成31年2月21日、CIPIC会員と途上国(アルゼンチン、ブラジル、カンボジア、チリ、中国、エジプト、インド、インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、タイ、ベトナム)の知財庁及び税関職員による「模倣品取締りに関する権利者と政府当局との関係強化」と題するラウンドテーブルディスカッションを開催しました。

 

当日は、権利者3社が参加し、各社の模倣品対策方針及び取締機関と協力した摘発事例等の発表を行いました。また、CIPICから日本における税関当局と権利者の関係強化について説明を行い、その後、参加者全員で、模倣品を市場から撲滅するため、権利者と各国の税関及び知財庁等関係機関との協力について意見交換を行いました。

 

議論は、権利者と各国当局との協力強化の方法、取締当局に対する権利者による真贋識別研修の実施、侵害物品を発見した際の権利者への画像送信、模倣品の国際物流ルート解明のための権利者と税関当局との情報交換、電子商取引への対応、権利者による現地代理人の管理・監督の必要性等様々な課題について、参加者の間で活発な交換が行われ有意義な意見交換会となりました。

 

今後もCIPIC会員と海外税関等との交流を深め、各国におけるCIPIC会員と税関当局との関係を強化し、それぞれの国で効果的な模倣品の水際対策が行われることを支援していきたいと思っています。