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「輸出管理内部規程整備の重要性について」の開催レポート

2014年8月22日

当協会がこれまで50年以上(延べ600回以上)にわたり開催している「貿易実務研究部会」を聴講してきた。

今回(8月8日)のテーマは「輸出管理内部規程(コンプライアンス・プログラム)整備の重要性について」で、講師は三菱商事株式会社ロジスティクス総括部安全保障貿易管理室シニアエキスパートの吉田賢治氏であった。

部会のメンバーは様々な業種からなりたっており、輸出業務に関心のある会員が7割以上も占め、興味をもって聞いていた。

 

1.輸出管理内部規程の作成が重要

貿易実務研究部会
輸出管理内部規程(コンプライアンス・プログラム)とは、輸出者等が違反を未然に防ぐための内部規程であり、あくまで自主管理を行うための任意のものであ るが、経済産業省への届出制度(任意)があり内部規程の内容が適切であれば、輸出管理内部規程受理票(CP票)が発行される。

しかし、届出は任意であるの で提出していなくても、内部規程を作成しているということで経済産業省の対応も信用も違ってくる。
 

 

 

 

2.輸出管理内部規程の作成では身の丈にあったものにすること

内部規定を作成する際に注意することは、他の企業の内部規程をコピーして作成した場合、組織が違うため、その内部規程により身動きがとれなくなる可能性もでてくること。そして、細かい内容の内部規程を作成する必要はなく、実際に運用しやすいものにしておくことが肝要である。

例えば、内部規程の責任者を明記する時は、業務の責任者にすべきである。なぜならば、社長にしてしまうと、許可を受けたい際に不在(海外出張など)である等、業務に影響がでてくるからである。

 

3.輸出管理内部規程作成のメリット

責任体制がはっきりし、手続内容が内部に周知されるため、違反防止になり早期発見にもつながる。それでもリスクが発生した場合は、再発防止策を講じることが重要である。

 

実務部会に参加して

吉田講師は「間違いを発見したら放置するのではなく、すぐに責任者に相談すること」と繰り返していた。内部規定があれば、ミス(出荷管理の誤り等)への対応がよりスムーズに行え、対外的に輸出企業としての地位の向上につながるようである。

(文責 A.A)

 

※貿易実務研究部会は、月に一度のペースで貿易・関税関係や法律、諸手続などといった国内外を問わない幅広いテーマについて専門家の講義を行っております。本研究会への入会は随時承っております。また、無料で体験聴講も承っておりますので是非この機会に入会・聴講等をご検討ください。

また、本部会の講演内容については、「貿易と関税(10月号)」に掲載する予定(10月1日発行予定)です。